2014年5月 個人視察報告(千葉県いすみ市)

平成26年5月15日(木)、個人でいすみ市に視察に行って参りました。 今回は、その視察内容についてご報告いたします。

いすみ市視察項目の概要

  1. 高齢者見守りネットワーク事業について
    http://www.city.isumi.lg.jp/shimin/fukushi/koureisha/post_348.html
  2. 高齢者見守り活動事業について
    http://www.city.isumi.lg.jp/shimin/fukushi/koureisha/post_349.html
  3. 見守りあんしん電話事業について
    http://www.city.isumi.lg.jp/shimin/files/anshin-denwa.pdf
高齢者の見守りについて

いすみ市では、市民及び民間事業者並びに関係機関等の協力のもと、在宅の高齢者を見守る仕組みとして、「高齢者見守りネットワーク」と「高齢者見守り活動」の2つの事業に取り組んでいます。また、平成24年10月から、身体に不安がある65歳以上のひとり暮らしの高齢者が安心して日常生活を送れるよう、「見守りあんしん電話事業」を始めました。

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるよう、地区を担当する民生委員の活動における見守りや行政サービスにおける安否確認を含めた高齢者支援事業を実施していますが、見守りの曜日や時間に限りがあり、隅々まで行き届かないのが現状です。様々な見守りの目を増やし、早期に高齢者の異変に気づけるようにするため、地域住民及び民間事業者等の方々に見守りを行っていただけるよう、事業を推進しています。

高齢者見守りネットワーク事業

見守り協力事業者(郵便・新聞・牛乳・宅配・電気・ガス・水道・金融機関・タクシーなど)が市内における業務において、訪ねたお宅あるいは高齢者の異変に気づいたときに市役所健康高齢者支援課へ連絡をしてもらい、市職員が安否等の状況確認を行うことで地域の高齢者をさりげなく見守っていくものです。

高齢者見守り活動

地域住民の協力のもと、行政区ごとに高齢者見守り協力員を配置して、一人暮らし高齢者及び高齢者世帯を対象に、あいさつ・声かけ等の訪問による見守りを定期的・継続的に行っていくものです。この高齢者見守り活動をきっかけに、地域での高齢者の孤立を防ぎ、高齢者の孤独感の解消及び地域コミュニティの活性化につなげていき、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるまちの実現を目指しています。

見守りあんしん電話事業

身体に不安のある65歳以上のひとり暮らしの高齢者に対し、見守りあんしん電話装置一式を自宅に設置して在宅時の見守りをします。

対象者

常時ひとり暮らしで、継続して安否の確認を必要とする方
(利用者の居宅には、電話が設置されていることを要します。)

事業の内容

空間(人感)センサー 在宅時の利用者の動きを感知し、24時間動きがないときは、警備会社に自動通報され、市内で待機する警備員が駆け付けて安否確認します。 緊急通報装置 緊急時に非常ボタンを押すと自動的に警備会社に通報でき、市内で待機する警備員が駆け付けて対応します。必要な場合は、消防機関へ救急出動要請をします。 火災センサー 台所の天井に設置し、24時間火災を監視し、火災発生の際は警備会社へ自動通報され、市内で待機する警備員が駆け付けて安否確認します。 ヘルスケアサービス 健康や介護に関する相談を24時間体制で、電話にて対応します。
利用者負担

見守りあんしん電話装置一式の貸与は無料です。
非常ボタンで通報した時などの通話料が自己負担となります。

今回の視察について

いすみ市では、独居高齢者が自宅の専用端末のボタンを押せば、警備員がAED(自動体外式除細動器)搭載車両で駆け付け、安否を確認する「見守りあんしん電話事業」を行っています。このAEDによる心肺蘇生の初期対応が可能な高齢者用の緊急通報システムは全国初とのことです。また、人感センサー、火災センサーによって、孤独死防止にも取り組んでいます。

一人暮らしの高齢者の増加や地域コミュニティーが薄れる中、急病やけがをした高齢者を発見し孤独死を防ぐことに役立つと思います。